アフロ先生「最近、読者から「〇〇すればうまくいく」っていう話ばかりだから、たまには、「〇〇すると失敗する」っていう落ちた人の話が聞きたいって声が多くて」

 

チコ「うんうん」

 

アフロ先生「今回は、去年、受験して、残念ながら落ちてしまい、今年、リベンジを果たす予定のアモン君に特別ゲストとして登場してもらうぞ」

 

アモン「アモンです。大学でアフロ先生の授業を受けていて、その繋がりでこの場にお誘いされました」

 

チコ「実は、アフロ先生は、大学教授でもあるんだよね？　授業で生徒を教えてるんだよね！」

 

アフロ先生「そうそう。さっそく、アモンくんにどういう勉強をしたのか、詳しく話を聞いてみよう」

 

アモン「はい。よろしくお願いします」

 

 

アフロ先生「去年は、どのくらい点数を取ったの？」

 

アモン「７５点くらいです。あと10点くらい足りないです」

 

アフロ先生「そうなんだね。惜しかった……。うーん、まー、惜しかったね！」

 

アモン「いや、全然できませんでした。」

 

アフロ先生「でも、アモンくん、わしの授業ではないが、登販の授業受けてるんでしょ？」

 

アモン「はい」

 

アフロ先生「授業ではどんなことをしたのかな？」

 

アモン「過去問やって解説して……って感じです」

（おもむろにプリントを取り出す。）

 

 

アフロ先生「わぁ、すごい量だね！ジャンプ3冊くらいの高さがあるねｗ」

 

アモン「はい……。大変でした」

 

アフロ先生「ちょっと、見ていい？」

 

アモン「はい」

 

アフロ先生「ああ、やっぱこうなっちゃうよねぇ……」

 

アモン「なにか気になりますか？」

 

アフロ先生「うん。風邪も1問。解熱鎮痛抗炎症も1問。でも、ほぼんどでないのも1問。全体を網羅しちゃうと、超でるとこも、まったくでないとこも同じ量勉強することになっちゃう」

 

アモン「え、そうなんですか？全部、やっちゃいました……。全然、出なかったです……」

 

アフロ先生「だよねぇ。でも、定期試験のときは、できたんでしょ？」

 

アモン「はい。この過去問の中から同じ問題が出るんで」

 

アフロ先生「じゃあ、同じ問題だったら、できたんだね？どのくらいできたの？」

 

アモン「7割5分くらいはとれました」

 

アフロ先生「すごいね！それは、本番なら余裕で合格だね！」

 

アモン「はい。自分もいけると思ったんですけど……。全然、できませんでした」

 

アフロ先生「自分では、何が原因だと思うかな？」

 

アモン「うーん。やっぱ、問題の「答え」をどうしても覚えてしまって、それぞれの選択肢を深く勉強しなかったことかもしれません」

 

 

アフロ先生「そうなんだね。じゃあ、ちょっと変えられたら、見たことあるけどわからない的な？」

 

アモン「はい。そうです……」

 

アフロ先生「まー、これだけ全部やったら、１つ１つは深く勉強するのは難しいよねぇ」

 

アモン「はい。あと、時間もなくて」

 

アフロ先生「あー、合宿だっけ？」

 

（アモンくんは陸上部です。部活に力を入れている大学なので推薦入学です。）

 

アモン「はい」

 

 

アフロ先生「それだと、なおさら、網羅するのは大変だったね。もしかして、1章から5章で、結構、点数がバラついたんじゃない？」

 

アモン「え？　なんでわかるんですか。そうなんです」

 

アフロ先生「どんな感じだった？　もしかして、１章や2章は結構できたけど、３とか４がダメだった感じじゃない？？」

 

アモン「ええ？　なんで、わかるんですか？ほんと、そうなんです。1章や2章は結構、できてたんですけど、3章や4章は全然できなくて、5章はまー、それなりという感じです」

 

アフロ先生「だよねぇ。アモン君は、基本、この過去問しかやってないんだよね？」

 

アモン「はい。そうです」

 

アフロ先生「もしかして、1章からやり始めたでしょ？　そして、次に2章……的な」

 

アモン「はい。ダメなんですか？」

 

アフロ先生「ダメとは言わないけど、それが、１、２章はできて、３、4章ができない原因ね」

 

アモン「え？そうなんですか」

 

アフロ先生「振り返ってみて？　1章と2章に1番時間かけたでしょ？3章は倍の出題量だけど、倍は時間かけてないでしょう？」

 

アモン「あああ！　はい。そうです。まさに、そのとおりです」

 

アフロ先生「だよねぇ。結構、1章、時間かかったでしょ？」

 

アモン「はい。かかりました」

 

アフロ先生「だよねぇ。5章は過去問でなんとかなったわけね？」

 

アモン「はい。そうだと思います」

 

アフロ先生「3章と4章が一番難しくて、時間がかかるから、今年は、まずは、3章と4章からはじめようね」

 

アモン「え？大丈夫なんですか？」

 

アフロ先生「大丈夫さ！　あと、時間がたりないのは、出るとこに絞って勉強できてないからっていうのもあるね」

 

 

アモン「はい。でも、どこがでるかわからなくて……」

 

アフロ先生「だよねぇ。アフロ先生のテキストと問題集、それにe-learningでは、そういうアモン君のような人のために、出やすいところに絞って、繰り返し、詳しく勉強できるようになっているぞ！」

 

アモン「ええ！　そうなんですか！！　なんで、先生、去年、教えてくれなかったんですか！！」

 

アフロ先生「だって、去年は、まだ、知り合ってないじゃろが」

 

アモン「あ！　そうですね」

 

アフロ先生「今年は、これでがんばろー！　あと、他に気になることはあるかな？」

 

アモン「なんか、新しい問題ってどのくらい出るんすか？　なんか、ガイドラインも変わったし、気になって……」

 

アフロ先生「ああ、そうだよねぇ。ほとんど出ないぞ！」

 

アモン「ええ！そうなんですか？」

 

アフロ先生「今回の変更はほとんど出ない。出そうなのは、e-learningにもまとめてあるから、チェックしてみてね。ただ、前回の改定部分からは、この3年間で結構、方向性が見えているから、最近、増えている出題については、去年の問題からピックアップして解説してあるから、それをチェックすればばっちりさ！」

 

アモン「そうなんですね！ありがたいです」

 

アフロ先生「でも、あくまでも、基本的に出題される内容を完璧にしてから、次のステップね！」

 

アモン「はい。そうします」

 

アフロ先生「サッカーでもそういう傾向があるんだけど、日本人って本番が近づくと、まだ、やり残しは無いかと気になって新しいことに手を出す傾向があるんだよね」

 

アモン「はい。自分はあんまりそういうタイプではないですが、周りのみんなはそういう感じです」

 

アフロ先生「まずは、基礎をかためて、それから応用ね！　でやすいところをきっちりチェックして、余計なところまで広げない」

 

アモン「はい。肝に銘じます」

 

アフロ先生「じゃー、がんばろー！　今日はありがとうね！」

 

アモン「こちらこそ、ありがとうございます。今年は受かりそうです」

 

アフロ先生「受かるさ！」

 

 

今月はここまで。

では、また来月！